相続手続。旦那が亡くなり、妻と義理の父母が相続人の場合

25-5-1 不動産、銀行口座、証券口座の相続手続

 

□だんなが亡くなり、妻が残され、子供はいてない。

□相続人は 妻と だんなの父母の3人

□法定相続分は 妻が66% だんなの父母の合計が34%

□遺産は 不動産3つ。銀行預金口座4つ。他、証券口座に株式、外貨、投資信託あり。

 

上記の状況で 私は相続手続の依頼を受けた。

こうゆう時は まず 財産目録ちゅうものを作る。

不動産の評価額がいくら、預金、株式等の証券がいくら、て書いてる「まとめ表」を作る。

それを作って

亡くなった だんなの父に見せたら こう言いました。

 

「亡くなった だんなの妻が82%、亡くなった だんなの父母が18%」

 

それでまとまり、

遺産分割協議書を作って すんなり相続手続が完了した。

 

何が言いたいか?

 

相続人の典型は

父が亡くなり、妻と子供が相続人。

子供が複数ならば どうやって分けるか?

それがポイント。

しかし、

上記の相続は 妻と そのだんなの父母の3人が相続人。

妻と 義理の父母との関係になる。

であるならば、

世の中、ゼニカネの話がまとまらんことが多いんじゃないでしょうか。

 

その義理の父は 今まで見たことがない男だった

 

「譲る気持ち」があった。

そして 自分の息子の妻を あたかも自分の娘のような見方を持ってたように思う。

「自分の息子がいっしょになった女性なら もう自分の家族や」

私は 亡くなった方の父とのやりとりの過程で そう感じた。

そうでないなら

「82%を 残された妻にあげたい」と自分から言わない。

しかも、

残りの18%も、自分よりも 自分の妻に多く名義変更したいと言った。

「どうしよかな」迷ってない。

ケチ臭いココロなど持ち合わせない。

あっという間に その結論を言うてきた。

先を見てるんですね。

 

考察

 

相続人が 子供複数、2人、3人、6人が相続人。

仲の良い兄弟、家族だけが 相続手続がすんなり終わるのか?

 

答えは NOや。

「譲る気持ち」やって。

 

「俺が俺が」「私が私が」

気持ちはわかる。

だが、

「損したくない!」

「あいつには譲らん」

ケチ臭い気持ちで 毎晩毎晩、朝から晩まで考え続け

何か月、何年も時間と労力を費やし 遺恨を残し長期停滞・・

 

じゃ、亡くなった方の不動産や預金は ずーーーーと止まったまんま、

誰も使えない。

アホみたいな話やって!(^O^)

 

人生は短い。

 

先を見てほしい。

大事なことは

しょーもないことで時間と労力を使って 何か月、何年も引っ張られるよりも、

考えることを捨てること、もう二度と考えなくて済むようになることだ。

それが 気持ちよく生きていく術なんや。

私は40超えて そう思うんや。

 

話はそれだけ。

あなたの未来について話し合いましょう

今日はどうもありがとうございました

司法書士 てらもとたかし

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