相続登記。 兄弟姉妹、相続人の中に金がない人がおる場合

兄弟姉妹、相続人の中に金がない人がおる場合

 

不動産の相続登記の依頼をもらった人からの紹介の話。

相続登記の話つながりで 近くの人から相続登記の依頼がくることはよくある。

相続登記をしたい親戚の紹介があった。

紹介してくれた人の、その嫁の親が最近亡くなり、兄弟姉妹3人が相続人、

親が住んでいた土地建物は 現在空き家。

そうゆう話。

 

話によれば

兄弟姉妹3人は 「親が住んでいた土地建物は あんたの名義にしたらええ」と決まっていた。

その名義人になる予定の兄弟姉妹の一人を 迫田さんとしよう。

だから 迫田さんと電話で連絡を取った。

「私のギャラこんだけ、法務局に払う税金(登録免許税)はこんだけ」

それを迫田さんに伝えると?

「恥ずかしい話、今カツカツで金が出せない、その法務局に払う税金すら出せない

と言われました。

 

迫田さんは 結婚してるが 別居中。子供もおる。

要は、迫田さんは 働いて入ってきた給料のほとんどを

先に別居中の嫁に渡して 残った金で生活してる状況だ。

何の金を使うにも 嫁の許可がなければ 金を使えない立場。

 

それがどないしたんかって?

 

迫田さんは 親が亡くなり、親名義になってる土地建物を売却して

兄弟姉妹3人で 売却したゼニを3人でわけるって発想がないのだ。

要は、「親名義の土地建物を ほかの兄弟に押し付けられた、俺 あの家、住まへんのに・・」

と考えてる。

不動産に興味ないし、親の残した不動産を売るのはアカンことやと思ってる、

純粋な人 それが迫田さんやねんな。

 

親名義の相続登記で子供に名義変更するためにかかる全部の費用、

それに対して 不動産を売却した時に入ってくる金は40倍から50倍以上になる。

「今、金かかっても 後から何倍にもなって 金が返ってくる」

それを知らない・・わけではなく

そこまでに出す金が惜しい、

目の前、今日、明日の金しか見えてないのだ。

 

迫田さんが電話で言うてました。

「兄弟に生活苦しいことを言うても ”金貸して”言うても

”自分でなんとかせえ、それがあんたのためや”の一点張りなんですわ。」

だと。

そりゃそうかもな。

だが、

兄弟姉妹が助けてくれないことと、

親が残した不動産を売却、換金して自分の取り分(法定相続分)をキッチリもらうことは 

関係のない話だ。

 

今、金がないなら しのごの言うてられんのです。

 

今、目の前の金に困ってるなら 売却、換金するしかない。

それが どれだけ思い出詰まった土地建物だとしてもだ。

自然の摂理なのだ。

誰かが声出して 言うてあげることが大事なのです。

 

親が亡くなり、親名義の土地建物を売却するには

亡くなった親名義を子供名義に変更すること。

※亡くなった親名義のままでは 売ること不可能。

そして、

建物内の 特殊清掃(約20万円~)

または 整理屋を呼んで 中のブツを全部運び出す。

売る準備にかかるゼニは それだけ。

ほかの売却費用は、

売買が成立したときに、売却代金からの後払いになる。

 

大事なことは

そうゆう不動産の売却、換金について 具体的に誰からも教えられてないから

ずーーーーと そのまんま長期間ほったらかしになってる不動産があるってこと。

 

困ってる人が2名以上おるなら 積極的に相続登記、売却の話になる。

だが、

相続人全員が 誰も金に困ってなかったら ほったらかしになる。

ただ、それだけのことやねんな。

 

「親名義の空き家、使ってない、住みたくない、税金払うだけ・・」

それのどこが資産やねん、邪魔なだけやんけ(笑)

 

それよりも、売却して金に変えたほうがええんや。

なぜなら

空き家って ほったらかしにしたら 一瞬でボロボロになるから。

空き家になり、数年ほったらかしになり、

ボロボロの家、内覧で誰かが見ても 足元見られるだけ。

 

私は 元不動産屋だが、

売りに出された土地建物が 売れないまんま長期経過してる物件を見たことは 一度もない。

「どれだけ ボロでも どれだけ古くても売れる」

なぜなら 立て替え、リフォーム、DIY(シロウト大工)で

不動産は生まれ変わるから。

だったら?

売却して 次の人が そこを買って住んでくれたほうが よっぽど気持ちいい。

立派な廃物利用、リサイクルなのだ。

そうやろ?(^O^)

 

まとめ

 

私は今 ネットで 親が亡くなった家族の相続登記の依頼をもらうために

この記事を書いてる。

だが、

ついでに困ってることがあるなら 言うてみるんですわ

あなたが声出すだけ。

もちろん、私に言うても 解決せんこともあるやろ。

ただね、

少なくとも、あなたの視野が広がり、選択肢は広がるのです。

 

一人で悩むなよ。

大事なことってのは そこらへんのシロウトどうしで会話しても 前には進まない。

「ネット見て ”ふんふん”言うてるだけ」「家族、友達に言うてるだけ」

それは根本的解決にならんのだ

 

私のことを「先生、偉い人」

そうゆうふうに見るのではなく 一人の男としてみることができれば

道は開ける。

あなたの未来について 話し合いましょう(^O^)

 

以上

今すぐ連絡してな(^O^)

司法書士 寺本考志

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